開発ストーリー EPISODE

開発ストーリー
三最シールドが紡ぐ絆②

医療従事者を飛沫から守る三最シールドに挑戦!ドクタージャパン(株)

「郷に入っては郷に従え」

食品の安全・安心をパッケージで守り続けてきた赤松化成工業。
医療現場を知り尽くしている。
医療従事者の気持ちを理解している。
そんなパートナーを探し出会ったのが放射線防護メガネで実績を誇るドクタージャパンだった。

「郷に入っては郷に従え」
ドクタージャパンが培ってきたノウハウと愛デアのお陰で三最シールドの進化は飛躍的にスピードアップしていくこととなった。

医療従事者の眼を放射線から防護する「Dr.B-Go」(ドクタービーゴ)を開発

2018年4月、医療用特殊針、放射線防護製品などを製造・販売するドクタージャパンは、医療従事者の眼を放射線から防護するメガネ「Dr.B-Go」の発売を開始した。

従来の放射線防護メガネに比べ遥かに高性能且つ高額だった「Dr.B-Go」は、年々に売上を伸ばし医療従事者から絶大な評価を得ている。

その理由は、高い防護性能、フィット感、視力矯正用レンズを装着可能。従来の常識を超えたスペックを実現したからである。

高い防護性能で医療従事者の眼を守りたい

2011年、国際放射線防護委員会(ICRP)は、「白内障のしきい線量及び水晶体等価線量限度を大幅に引き下げるべき」と勧告した。

2017年、その勧告を受けて、厚生労働省が医療関係団体に対して水晶体を被ばくから守るため被ばく低減策を強化するよう通知した※1

近年増加傾向にあるIVR治療は、X線透視下でカテーテルや針を用いて外科的手術なしに、低侵襲に治療する最先端の治療法。IVR治療を行う医療従事者は、患者の体やX線管から発する散乱線によって被ばくする。特に、眼の水晶体が被ばくすると内側の細胞に異常が起こり、その変形した細胞によって白濁が生じ白内障へと進行する。

この状況を知ったドクタージャパンは、高い防護性能で医療従事者の眼を守るメガネの開発に着手することになった。

国産で透明度の高い含鉛ガラスレンズと鉛塗装をしたフレーム

放射線防護メガネは軽量で高性能な含鉛アクリルレンズが主流だった。しかし、ドクタージャパンが選んだのは、高密度に鉛を含有させた日本製のガラスレンズ

その結果、欧米での標準鉛当量の0.75mmPbを超える鉛当量0.88mmPb※2を実現。更に、フレームにも鉛塗装を施し、側面や下面からの散乱線においても最高レベルの防護性能を発揮することで放射線防護メガネ着用に伴う医療従事者の水晶体被ばく低減効果に挑戦した。

オーダーメイド感覚で長時間の作業に集中できるフィット感を実現

医療現場では、長時間にわたって作業をすることや激しい動作をすることが多々ある。これまでの眼鏡ではズレ落ちたり、曇ったりする課題があり作業の妨げとなっていた。

そこで、鯖江市のメガネメーカーとして絶大な人気を誇る『BOSTON CLUB』に協力を依頼。
「Dr.B-Go」は、フレーム素材に超軽量・超弾性に優れるβチタンを採用、また後頭部まで覆うことができるロングテンプル式のフレームにより、フィット感が格段に向上するように設計することとなった。

更に、オーダーメイド感覚を目指し、テンプル幅を調整できる機能を加え一人ひとりに合わせたフィット感を実現した。また、シリコーン製エアークッションで作成されたノーズパッドにより、重量感を軽減し、掛け心地を追求した。

世界初。跳ね上げ構造を備え、視力矯正レンズの装着も可能

視力矯正用の眼鏡を使用している医療従事者用に、オプションで視力矯正用レンズを装着することが可能なタイプも開発。この機能で、2重フレームの違和感がなくなり作業効率が向上する。

「放射線防護用術者向け眼鏡」において、世界で初めて跳ね上げ構造を採用することで、レンズのクリーニングも容易に行うことが可能となった。

医療従事者を飛沫から守る三最シールドに挑戦

医療従事者の眼を放射線から防護する「Dr.B-Go」に求めたものは、『高い防護性能』『フィット感』『視力矯正用レンズ装着可能』など、従来の放射線防護メガネの常識を超えるスペックだった。

医療従事者を飛沫から守るためには、
①「最高品位の透明度」
②「最高品位の防曇性能」
③「最高品位の飛沫防止」
が不可欠で、従来のフェイスシールドを超えたスペックに挑戦する必要があった。

そこで、ドクタージャパンはフェイスシールドの開発に
①透明度98.82%以上、全光線透過率90.19%以上
②親水型防曇剤コーティング99.99%
③飛沫可視化テスト
を求めた。

この特性をクリアーした商品に与えられる『三最シールド』の称号。
ドクタージャパンが培ってきたノウハウとアイデアで三最シールドの進化は飛躍的にスピードアップしている。医療現場で最も愛される『三最シールド』を目指しドクタージャパンと赤松化成工業の挑戦がはじまった。

ドクタージャパン株式会社
代表取締役会長 木下 利彦

ドクタージャパン株式会社
代表取締役会長 木下利彦

医療・文化・環境への貢献を目指し30余年。未曾有のコロナ禍と遭遇し、今までの生活様式並びに経済活動への変革を余儀なくされました。そんな中、医療従事者が抱えるウィルス感染へのリスクを少しでも減少できないものか、との強い思いから、PE成型のトップメーカー赤松化成工業社との共同開発に至り、類のないフェイスシールドの実現となりました。ウィルス感染を「しない。させない」をコンセプトに。国内はもとより海外への医療従事者への一助になればと、今後ともより充実した製品開発に尽力していきたいと考えております。

Dr.Japan WEBサイト

  1. ※1「放射線業務における眼の水晶体の被ばくに係る放射線障害防止対策について」基安発0418第2号平成29年4月18日
    局所的に眼の水晶体への被ばくが高くなるおそれのある作業については、放射線防護用のめがね等の保護具、医療向け可動式の防護アクリルガラス等を使用することにより、適切な被ばく防護策を講じること。
  2. ※2 JIS T 61331-1(2016)に準じた測定結果。東京都立産業技術研究センター 29依開バ第936号
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